「体操しようよ」で見た怖いストーリー
たまに4年後定年時の自分の姿を思い浮かべます。
退職日は多くの社員からねぎらいの言葉をかけられ、
花束を持って家路に向かいます。
「お父さん お疲れ様」
「あなた 今までありがとう」
家では家族が暖かく迎えてくれ、ステキなディナーが待っています。
うるうる・・・がんばってきてよかった!
お前たちのおかげだよ・・・うるうる
となるはずですが・・・
年末に、草刈正雄主演の「体操しようよ」を観て?になりました。
体操と定年退職という2つの関心のあるテーマなので見逃せません。
その映画のストーリーです。
定年退職日は、主役がまったく注目されない形式上の慰労会が行われ、さっさとお開き。
(えっこれで終わり)
帰路では酔っ払いの若者にゲロを吐かれ、暗い夜の公園でひとりスーツを洗います。
もらった花束も姿形がありません。
そのままベンチで朝まで寝込み気が付くと朝。
・・・と散々な目にあう定年退職日です。
もっともそのおかげでマドンナ和久井映見ら体操仲間に恵まれるのですが、
理想とはかけ離れたものでした。
ここまでひどくなくとも、現実はそううまくいきません。
たぶん。
「定年退職離婚」に妻は真剣?
ちょうど 2018年6月 全国の40~64歳の男女を対象にした、明治安田生活福祉研究所の調査(n=12000人)を目にしました。
既婚者(2709人)で自分や配偶者の定年を機に離婚を考えたことがある人の割合
- 子供あり→ 女性28.1% 男性19.6%
- 子供なし⇒女性13.3%、男性11.1%。
定年離婚を考えた理由
- 女性→トップ45.1%
「退職後に毎日一緒に生活するのは耐えられない」- 男性→トップ37.6%「妻からの愛情が感じられない・愛情を感じない」
卒婚=離婚はせずにお互いが必要以上に干渉しないで自立した生活を楽しむこと・・・に肯定的な割合
- 男性56.4% vs 女性73.5%
男女ともに年齢が上がるにつれて「卒婚」を前向きに考える人が多くなる傾向あり
この私 実は、正月は今日まで9日間
家に居座り続けました。
ほとんどブログやSNS作成のために、
朝から晩までパソコンに向かっていました。
(開設の準備や登録・出稿に時間がかかり大変、といいわけ)
外に出たのは本当に初詣くらいです。
妻が目の前で掃除機をかけても、
ソファーに座ったまま足を上げ、
パソコンに向かい続けました。
たまりかねた妻「どこか山でも登ってくれば・・・」
(おいおいこの寒空に登山はないやろ)と心の中でつぶやく私。
やさしく追い打ちをかける妻「遠くじゃなくて 近くの山よ」
(近くても遠くても冬山は冬山やろ・・・)
(そんなに「山」に行かせたいんか?)
(「山」になにがあんねん?)
(あんたは「山」にどんな仕掛けをしてきたんや!)
と口には出せず、心の中で疑問が渦巻く私。
仕事一筋で定年退職を迎えた夫が、
意気揚々と妻と第二の人生を楽しもうとしたところ、
「冗談じゃないわよ!」
最近は「ボーっと生きてんじゃねえよ!」
と、離婚届を出されたというのはよく聞く話です。
あまりにも話の展開が痛快なので語り草になっていると思われますが、
上のデータが証明する 28.1%!
One more time!
これは、離婚を考えたことがある人の割合です。
なぜなら「退職後に毎日一緒に生活するのは耐えられない」から。
これが事実!
うちの妻も28.1%の女か!
ガーーーーーーン!!
女性はコミュニケーションの動物だと言う人がいました。
近所にもお茶飲み友達がいて、習い事も躊躇なく、いつも周りに人がいます。
実はうちの妻もそうです。。。太極拳にベリーダンスに薬膳 etc etc.....
女性はみな、歳をとっても楽しく暮らしていけそうです。
一方で、男性は1人で活動しつるむことが苦手なようです。
夫が退職後に常に家にいるストレスを
「主人在宅ストレス症候群」
もしくは「夫源病」と言うのをご存知でしたか。
うちの妻はすでに夫源病の女か!
思い返すと長くてせつない正月休みでした。
ご同輩、明日からはきちんと会社に向かいましょう。
夜は外で済ませてお帰りになると、奥方はより喜んでくださいます。
ではまた。。。
いつも読んでいただきありがとうございました。
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2022年還暦時に「定年リタイア宣言済み」現メーカー勤め人。
アラカンなれど少年マインドで、豊かな人生を楽しむ方法を探求中。
自称「定年後の居場所アドバイザー」
アラカン少年こと嵐山還三郎
妻と娘の3人暮らし@神奈川。
仏像フィギュアコレクター
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