観光地でガイドをお願いする3つの理由
観光地に行く場合は専門の方に観光ガイドをお願いします。
おおむね地元の若々しいシニアボランティアさんが
親切に案内してくださいます。
その満足度は高く、終了後はとても温かい気持ちになります。
昨日茨城県 鹿島神宮で参拝した際も、同様にガイドさんを探しました。
大鳥居をくぐってすぐのところ、ありました「ボランティアガイド受付」。
みな赤い帽子を深々とかぶり小さなリュックを背負っています。
私が観光ガイドをお願いする理由は大きく3つ。
- 一般の案内書では知りえない「へぇー」とうなずける情報をもらえること
- 見所を押さえ効率的に回れること
- 地元の方とのふれあい、コミュニケーション
期待に胸を膨らませ声をかけます。
「お願いしていいでしょうか~?」
対応していただいたのは津田さん。
落ち着いた口調で話すジェントルマンは80歳。
ボランティアガイド16年のベテランです。
快く「何時間コースでいきますか!?」
朝10時、津田さんは既に御一行様を案内し戻ってきたところ。
我々4名に、いつの間にか老夫婦2組も加わり・・・
ツアーが始まりました
まずは楼門。「へぇー」の一発目です。
「額があるでしょう。鹿島神宮の隣の文字が消されたのが見えますか?」
「あっ!ホントだ」
「もともと建立した東郷平八郎の名前があったんですね。
それが天皇陛下がいらした時に、頭の上に一般人の名前があるのは失礼だ。
ってことで消されたんですよ。」
そんな豆知識もガイドさん情報ならではです。
本殿で参拝し、奥宮に向かいます。
杉の並木は冬でも高木がうっそうと茂り、とても神聖な気分になります。
歩くだけでも気持ちが引き締まるパワースポットです。
と、そこに津田さん
「見上げてください。ハートに見えませんか?」
たしかに、屋久島のウイルソン杉を思い出させるハート型の空じゃないですか!?
これは絶対に見逃すとところです。
鹿島神宮 七不思議
「この鹿島神宮には七不思議があります。はい、ひとつめ『要石』です。」
表面から見える窪んだ石は直径30cm・高さ7cmほどの小さい石。
しかし、水戸黄門が7日7晩掘らしても根元が現れなかったというから、
地下に眠るのはかなり大きな石なのでしょう。
鹿島神宮の大神が君臨し地震を起こす大なまずを押さえ込んでいるようです ↓↓↓
「お賽銭として一円玉を投げ入れ石に載せましょう。」
「どうして一円玉なんですか?」
「この神宮は24時間開放しています。ここはお賽銭箱無いですし
・・・いろんな人がいますからね」私納得です。
七不思議のふたつめです。
御手洗池(みたらしいけ)は、神宮境内の東方に位置する神池。
「1日で40万リットルの水量を誇る場所で、誰が入水しようが水面が胸の高さです
・・・って言われてますがわかりますよね。はい、屈折率の問題ですね。」
時間にして1時間半。
津田さんはリクエストに応じて案内を調整できるほどのベテランです。
七不思議を全説明いただくには時間不足でしたが、
引き出しが多く要点を得たおなか一杯の満足ガイドさんでした。
津田さんは退職後16年間もの間ボランティアガイドをしているそうです。
週末だけかと思いきや、
週に2日は参道の掃除と週一のミーティングにも参加しています。
説明の所々でクイズを出して観光客との会話を楽しんでいるようでした。
「みなさんに喜んでもらえるのが何よりです」
とはにかみながら津田さんは話します。
その笑顔を見ながら、
あぁこんな定年後の過ごしかたがあるんだな、
と思いました。
ではまた!
いつも読んでいただきありがとうございます。
↓ 応援ボタンをポチっと押してね。
*******************************************************
2022年還暦時に「定年リタイア宣言済み」現メーカー勤め人。
アラカンなれど少年マインドで、豊かな人生を楽しむ方法を探求中。
自称「定年後の居場所アドバイザー」
アラカン少年こと嵐山還三郎
妻と娘の3人暮らし@神奈川
仏像フィギュアコレクター
www.instagram.com/arakanshonen/
日本ブログ村に登録しました。どちらのバナーでもポチっと応援いただけると幸いです。