ハワイ到着!
東京から約6時間、成田の寒空とは打って変わって、青空の南国。
ハワイ・ホノルルに到着しました。
大人総勢8名、旅行の目的は地元の剣道会との交流稽古会に参加するためです。
説明するまでもなく日系人の多いハワイは武道も盛んです。
ハワイの剣道人口は約3000人、アメリカの本体とは異なったハワイ剣道連盟があり活動を行っています。
日本の剣道人口は177万人ですから、その比較には及びません。
しかし、愛好者は実に熱のこもったKendo Addict(中毒)、
もしくは日系の子供が多いようで、彼らが稽古に励んでると聞いて楽しみにやって来ました。
日本からの参加者は、私と同じ剣友会に所属し、7段師範に伴い私を入れて6段が4名、5段が3名です。
朝到着し、少しホテルでくつろいだ後、謙志館という道場を訪れました。
1994年に栃木のOTSUKA KENSHIRO氏によって建てられたそうです。
道場では約30名、子供からシニアまで、実に国際色豊かです。
道場の師範は日系三世で日本語は話せませんが、我々を笑顔で迎えてくれました。
日本発祥の武道(敢えてスポーツとはいいません)であるが故に、本国からのゲストにハワイの剣士も興味津々です。
それはアメリカからバスケットプレーヤーを迎える日本人に通じると思います。
準備体操を終え、いよいよ面をつけての稽古がはじまりました。
もちろん私も参加です。
子供たちはとても積極的に目を輝かせて向かってきます。
初心者が多く力任せの人もいますが、あくまでも基本を忠実に、正しい剣道を指導します。
その稽古をやさしく見守る親御さんたちの姿がとても印象的でした。
海外で日本文化の象徴たる剣道を教えること
ふいに思い出しました。
いつか見たJICAのシニアボランティア方の話です。
松村 光典さん | JICA海外協力隊(詳しくはこちら)
この方はご自分の剣道7段の腕を活かそうと「JICAシニア海外ボランティア」の道を選びました。
まさに、既成観念にとらわれないセカンドライフです。
以前もトルコで2年間JICAシニア海外ボランティアとして2年間、セルビアでも2年間の計4年間を単身で異国で指導されました。
トルコでは、最初竹刀や防具の調達から始まり、地元の青少年に「剣道って何?」といちからレクチャーする大変な時期もあったそうです。
しかし徐々に協力者が増え、トルコで新たに日本文化が広まりました。
とても価値のある行いだと思います。
また、そういった自分の特技を活かしたボランティアとしての生き方も素晴らしいと思っています。
当然若くはない身体で異文化に溶け込んでうまく生きていけるだろうか、といった「教えること」以前の順応性の問題があるのですが、そこはチャレンジです。
JICAシニア海外ボランティアにご興味がある方はお読みください↓
稽古が終わった後、ある少年の保護者の方が話しかけてきました。
「どこか日本で余った防具とか稽古の道具をくださる方や団体をご存知ないですか?」
剣道を海外で普及させるうえでの大きな問題点のひとつです。
剣道人口を増やすために、その解決策をいろいろと頭の中で考えながら道場を後にしました。
自分でできることがあるかな・・・。
回答をもって、遠くない将来に「JICAシニア海外ボランティアに申し込もう!」と、ひそかにたくらむホノルルの夜でした。
ああ、今日はビールがおいしかった!
ではまた! ALOHA
いつも読んでいただきありがとうございます。
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2022年還暦時に「定年リタイア宣言済み」現メーカー勤め人。
アラカンなれど少年マインドで、豊かな人生を楽しむ方法を探求中。
自称「定年後の居場所アドバイザー」
アラカン少年こと嵐山還三郎
妻と娘の3人暮らし@神奈川
仏像フィギュアコレクター
www.instagram.com/arakanshonen/
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