こんにちは アラカン少年です。
先日アカデミー賞が発表されました。
何かと話題をさらい日本でも大ヒットしている
「ボヘミアン・ラプソディ」が注目されましたが、
今日は作品賞を受賞した「グリーンブック」の話です。
この映画はTV予告で気になっていて、
昨夜、妻に誘われ仕事帰りにレイトショーに行ってきました。
9時からだというのにほぼ満席。
グリーンブック鑑賞後の率直な感想は、
「おススメ!!ハナマル」という感じです。
心温まるヒューマン系であり、笑えるコメディ系でした。
あらずじを簡単に言うと・・・
人種差別が色濃く残る1962年を舞台に、天才黒人ピアニストと、彼の白人運転手兼用心棒の旅を描いたものです。
テーマは「差別と友情」といったところでしょうか。
黒人ドン・シャーリーは、教養があり人格を備えた天才ピアニストです。
しかし演奏したい音楽を肌色が理由で演奏できない悩みがあります。
敢えて差別の多い南部の音楽公演ツアーを企てました。
トニー・バレロンガは、イタリア系の移民でブロンクス出身です。
他者を受け入れない文化で育ちました。
差別主義者ですが、お金のためにドン・シャーリーの音楽公演のためのドライバー兼用心棒になります。
1962年、黒人が南部を旅するのは危険を伴うので、その時に携帯したのが映画タイトルにもなっている「グリーンブック」。
「グリーンブック」とは、黒人旅行者が安全に旅行をするため、優良な宿泊施設、ガソリンスタンド、自動車整備工場、給油施設をリストアップしたガイドブックです。
偏見をもつトニーは、2カ月の車の旅を通じ次第に変わっていきます。
酒場では命がけで黒人ドンを守りました。
最初は目もくれなかった「グリーンブック」をしみじみと読むシーンに私はグッときました。
同時にインテリのドンも変わっていきます。
トニーと一緒に手づかみでケンタッキーフライドチキンを頬張り、また自分の弱みをみせることで友情が芽生えていきます。
さて、ツアー最終日に起こる以外な出来事とは!?
ということで、これから見る人のためにこのあたりにしておきますw
アメリカにおける差別はなくなりません。
私が思い出す自分の経験は、1997年のレストラン@シカゴのことです。
少し有名なレストランで、席が空いているのもかかわらず私と妻は隅の方の席へ通されました。
幼子もいたので仕方ないか、と思っていましたが、後からやってきた白人ファミリーには子供もいました。
言うまでもなく有色人種への差別、特に黒人差別は今もアメリカ社会に根深く残っています。
ジム.クロウ法という南部の多くの地域で人種分離を合法化するため1880年代に制定された法律があります。
この法の主要目的は、黒人の政治参加を阻止すること、即ち、投票権を与えないことでした。
ジム・クロウ時代に、どんなに憎しみが広がり、暴力が横行していたかは、日本はおろかアメリカでも伝えられることは少ないようです。
オバマ大統領は黒人票を集めましたが、トランプは自身が差別問題に関し無理解な発言をしています。
いくらテクノロジーが進んでも差別の一掃はできません。
残念なことです。
人種差別だけではなく、性的差別、それに今後私たちが直面するかもしれないのは、エイジズムと呼ばれる高齢者差別です。
高齢であることことで、病気がち、孤独といった否定的な先入観や固定観念で判断されることも出てきます。
だれかが、「刑務所が老人ホーム化している」と言っていました。
少子高齢化が進む日本においては、高齢者差別もまちがいなく対策が必要な分野ですね。
少々脱線しましたが、映画を鑑賞した後に他分野に想いが広がっていきました。
ちなみに、この映画は実話です。
今朝はアイフォンでドン・シェリーの素敵なピアノ演奏を聴きながらブログを書いています。
映画「グリーンブック」は おススメですよ!
ではまた!
いつも読んでいただきありがとうございます。
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2022年還暦時に「定年リタイア宣言済み」現メーカー勤め人。
アラカンなれど少年マインドで、豊かな人生を楽しむ方法を探求中。
自称「定年後の居場所アドバイザー」
アラカン少年こと嵐山還三郎
妻と娘の3人暮らし@神奈川
仏像フィギュアコレクター
www.instagram.com/arakanshonen/
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