定年退職まであと642日。アラカン少年です。
今日もアラカン向け資産運用術です。
「仮想通貨」って仮想でしょ。
「仮想っていうことは実在しないってことだしなんか怖いよね。」
「えっ、今は「暗号資産」って言うの?ますます怖いわ!!」
今まで強く警戒していたのに12月に買ってしまいました。
アラカン、血迷ったか?
背後にはマネックス証券に勤める友人の読みと勧めがありました。
「ビットコインが来てるよ!」
「来てるって、なにそれ!?インサイダー情報ならウエルカムだけど・・・(笑)」
友人の勤めるマネックス証券は仮想通貨を扱うコインチェック社の親会社です。
「いやいや通貨であり有価証券じゃないから問題ないんだよ」と言いながら、もちろん絶対的な自信をもって勧めてくれたわけではありません。
「ちょっとお小遣いぐらいにはなりそうだよ」って感じです。
でもね・・・2018年に4分の1以下に暴落したビットコインの話くらいは私も覚えています。
「なぜ今なの?」
「昨今の金融緩和で先進国の政府債務は確実に増えて、市中には金がじゃぶじゃぶ溢れてるでしょ。新型コロナの影響でこの流れはまだ止まらないと思う」
彼の話は続きます。
[ゼロ金利政策が続くと投資家の資金はリターンを求めてリスク商品に向かうんだよ。」
「なるほど。でどうしてビットコインなの?」
「暗号資産の基軸通貨だし、発行枚数が限られているから金と同様希少価値があるよ。」
「それに今回の上昇は2018年のビギナーではなく有識者の投資だから手堅いと思うよ。」
「フムフム・・・」
彼がバビロニアの賢者に見えます。
結構素直で流されやすいタイプのアラカンは、早速その夜25万をコインチェックWebサイトから発注するのでした。
ところがひとつ、実は師匠の教えに背いたことがありました。
それはついでに「イーサリアム」と「リップル」という他の銘柄も興味本位に買ってしまったことでした。
投資20日後に泣いたか?笑ったか?
結果発表です。
ビットコインは64%上昇とイーサリアムは80%上昇です。
実に驚きました。
「我が愛しの友人よありがとう!」
Christmasも大晦日も正月も、右肩上がりのチャートをスマホで見てアラカンは幸せでした。
証券市場がお休みでも暗号資産取引所はオープンなんです。
「ビット君、イーサちゃん夢をありがとう。あなたたちが大きくなるのを今後も見守っていきます。」
一方リップルは・・・
問題児リップル君に泣く
「リップルは『国際送金が早くて安くなる』革命を起こす決済システムといわれ、Googleをはじめとする多くの企業が出資している。」
なんと魅力的なプロフィールでしょう。
アラカンはついつい手を伸ばしてしまったのです。
さてところが・・・
12月22日に米証券取引委員会(SEC)が、リップル社提訴し業界に激震が走りました。
リップル社などは2013年から約7年間に渡りリップル君を販売し、1300億円以上の資金調達をしたと主張しています。
これが、証券法違反にあたるようです。
さてさて、これでリップル君の価格が1日で50%以上も急落したのです。
今日現在多少巻き返したものの、ひょっとして取引ができなくなる=価値がなくなるかもしれません。
問題児リップル君のおかげで、トータルを手放しで喜べない結果となりました。
セカンドライフに向け、仮想通貨は投資対象か?
結論としては「ビッド君に限定し投資する」ことにしました。
よってイーサちゃんとリップル君は時期をみてさよならします。
ひょっとしたらリップル君とのさよならは遅すぎるのかもしれませんね。
ただし、ビット君も他の金融商品と比較し相対的にはリスクは高いので、アラカンの余剰金の1~3%を投資マックスにします。
今回は友人の勧めがあり興味本位で購入した仮想通貨ですが、コモディティの関心も出てきました。
今相場が上がっている金や銀も、無理ない程度の少額分散投資をしたいと考えています。