定年退職まであと638日。アラカン少年です。
定年後のセカンドライフに向けて、まずは資産運用を学んでいます。
将来を見据えた投資の際は、同時に支出を減らすことも考えていきたいものです。
そのためには浪費や固定費削減などチャンスはいろいろとあると思いますが、今加入している「変動保険」なるものを再考してみました。
結果「ほぼ解約」です。
変動保険の解約がなぜ支出減につながるのでしょうか?
今日の目次です。
ぼったくり保険はやめなはれ!
有識者は言います。
「多くの変額保険や外貨建て保険は『ぼったくり保険』。驚くほど手数料をとられるから気をつけてね!」
なぜ悪く言われるのか、私の体験を通じ感じたことをお伝えします。
変動保険との出会い
私が某保険会社の変額保険に出会ったのは2007年のことでした。
(ちなみに変額保険は、数種類の投資信託を選択し、その運用益によって保険金額が変動するものです。)
運用が初心者の私にとって、
「ファンドを自分で選べて、運用実績が良ければ保険金、解約返戻金、満期保険金が増える」
というのは不安どころか、むしろ魅力的でした。
当時証券会社の口座も持っておらず無知だったくせに、今思うとあきれ返るほどです。
結局ファイナンシャルプランナーに勧められるがまま、世界株式、世界債券、日本成長株、債券、総合等、合計8種類から、バランスをとって6ファンドから始めました。
ところが翌年すぐにリーマンショックで激減、それから挽回するのに6年ほどかかりました。
すぐにマイナス30%くらいまで落ち込んだものですから実に不安でした。
「マイナスになっても死亡保険金は補償されてるから大丈夫」と自分自身を変になぐさめていたのを覚えています。
ただそれ以降はご存知のようにマーケットが順調に回復、株式の比重を高めたこともあり、積み立ての運用実績は11%になっていました。
年間手数料高すぎでしょ!
問題は、各勘定ごとの手数料が積み上がると結構手数料がかかっていること。
それに契約関係費をいれると合計した手数料は年間30万円ほどになっていました。
それはETFの販売手数料や信託報酬と比較すると雲泥の差です。
おまけにNISAを使うと非課税ですから、なぜ保険会社に運用を任せる必要があるのか、はなはだ疑問になってきました。
もちろん生命保険ですから死亡補償は有益です。
でも①死亡保険受取人である妻の資産に余裕があるのは幸運でした。
それに②マイホームなど負債がないこと
③子供が独立していることを冷静に分析。
その結果出した結論は・・・
「保険金を200万に減額し、解約返戻金を投資に回したほうが良い」という事で、妻との話がまとまりました。(←ここ大事ですね)
ちなみに保険金の200万は最低額です。残したのは税金対策で、そうすることによって解約時は所得税がかからず死亡時の相続税とみなされるからです。
(もっとも4200万円の非課税枠におさまれば問題なしです)
解約金は、手数料の少ないETF中心で、国際や金など加えた分散投資しようと思っています。
当記事が、「変額保険」に加入している方、どうしようか思案している方に届けば幸いです。