時として日本語の美しさを強く感じます。
昨日、仏像参りのために鎌倉・東慶寺を訪れたときのことです。
お時間がある方はこちらも↓
説明をしてくださる女性より
「よくいらっしゃいました。今日はカンナギの良い日和ですね」
カンナギ・・・?
後で調べると、寒凪
どうやら「冬の寒さが厳しい中、風も吹かずに穏やかな天気のこと」だそうです。
まさしく昨日の境内を形容するにぷったりの言葉でした。
こういった柔らかく温もりのある優しい言葉は大和言葉ですね。
穏やかに過ぎてくれる冬の日は、気持ちも穏やか~にしてくれます。
お寺に仕える方は語感が鋭いのかな。
それとも大和撫子ならではの気配りでしょうか。
「ごゆるりとご覧ください」と、初対面でも言葉の使い方ひとつで印象はグッとかわるものです。
あぁいいなー
こんなふうに大和言葉を自然に使いたいな
って思いました。
さて、冬萌(ふゆもえ)という言葉を聞いたことがありますか?
「冬に草の芽や木の芽がわずかに萌え出していること」を冬萌と呼ぶそうです。
枯れ木のように見える幹や枝にも、よく見るともう新芽が用意されています。
まだまだ寒いけれど、木々たちの暦にもちゃんと春が記されています。
いいですね~
冬の寒さにじっと耐えている小さな芽。
なんかしらシンパシーを感じます。
仏像と冬萌を求めた、昨日午後の横須賀長安寺。
まずは厳しい表情の不動明王を参拝した後・・・
外に出るとそこは5分咲きの梅の木々がありました。
「鎌倉と横須賀じゃ気温が2~3度は違いますよ」とご住職。
春はもうそこに来ています。
ではまた!
いつも読んでいただきありがとうございます。
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2022年還暦時に「定年リタイア宣言済み」現メーカー勤め人。
アラカンなれど少年マインドで、豊かな人生を楽しむ方法を探求中。
自称「定年後の居場所アドバイザー」
アラカン少年こと嵐山還三郎
妻と娘の3人暮らし@神奈川
仏像フィギュアコレクター
www.instagram.com/arakanshonen/
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