パリのすてきなおじさん
休みの日に近所の本屋で見つけた「パリのすてきなおじさん」。
最近「おじさん」や「オヤジ」「親父」ワードに敏感になっていて、
その類の本は向こうから飛び込んでくる気がします。
それにしても、その本のオヤジイラスト↑↑↑ はすいぶん味がありました。
「どれどれ、拙者日本侍なれど参考にしてやってもいいぞ」
(なんやこの上目線!?で)本を手にしました。
うーんなかなか良いではないか!
味付きイラストを囲んだ軽い文章のタッチは、
気軽に読めそうなので思わず購入しました。
発売は2017年10月というから、
もう1年以上たっているのに知りませんでした。
徐々に売れてきてるロングテール戦略か。
(amazonチェックしよっと!)
うーん、ファッションだけでなく、その人の生き様を同時に描いています。
パリはさすが古い歴史や他民族からくる人種のるつぼですね。
たった2週間の取材にしては、多彩なおじさんが揃い組です。
東京では同じコンセプトで取材してもこうはうまくいかないでしょう。
オヤジたちが、汚れなくキラキラと輝いていた頃の話
しかしながら我々が若かりし頃、
街は今よりもっとおしゃれだったような気がします。
1970年代に始まった銀座の「みゆき族」なる若者のアイビーファッションは、
当時ド田舎に住んでいた私にとって超憧れでした。
Jプレスの紺ブレとブルックスブラザーズのボタンダウンを着こなし、
VANの紙袋を持って歩く人は今でいうと「神」でした。
今も続いているMEN'S CLUBという雑誌があります。
(最近はアメリカントラッドからイタリアファッションに浮気をしていますが)
当時USAにあこがれる田舎学生にとっては、まさにバイブルでした。
ホントです。
1980年にその雑誌が田舎町に取材に来たのです。
特集「街のアイビーリーガーズ」の写真に納まろうと、
カメラマンの前を何度も往復したのをとてもなつかしく思い出します。
そのころ集めたVANグッズ。
もう細すぎて入らないジャケットやエンブレム各種。
文房具などは未だに愛用しています。
同様に捨てられないのが、80年代前半に一世を風靡した
あのボートハウスのトレーナーやTOTOバッグ!
青春の思い出が詰まったモノは愛着があります。
それでも時折訪れる断捨離のタイミング。
その都度思うのは
「子供が愛でてくれたらいいのに・・・」
オヤジの時代は前触れなく突然やってくる
そうです。それでもオヤジの時代は突然やってくるものです。
最近は、娘がブランドマークやダボッとしたサイズの服を、
なんとオヤジから譲り受けるというのです。
それが流行りのファッションだとか。
インスタ「♯パパのおさがり」で確認できました。
#パパのおさがり hashtag on Instagram • Photos and Videos
なんでもオヤジが昔着ていた服が、一周まわって新しくなり、
SNSに投稿する人が増えているようです。
いやーわからないものですな!
まさかそんな時代が来るとは思わなかっただけに、
物持ちの良いオヤジにとってはかなりの朗報です。
さーて、早速タンスや収納箱を開けて25歳の娘に勧めます。
「これはどうや、娘?」
「パパのでしょ?・・・要らない」
あっけなく 撃沈 です。
- _| ̄|○ ガクッ
パリのすてきなおじさんには
到底なれそうにありません。
ではまた!
いつも読んでいただきありがとうございます。
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2022年還暦時に「定年リタイア宣言済み」現メーカー勤め人。
アラカンなれど少年マインドで、豊かな人生を楽しむ方法を探求中。
自称「定年後の居場所アドバイザー」
アラカン少年こと嵐山還三郎
妻と娘の3人暮らし@神奈川
仏像フィギュアコレクター
www.instagram.com/arakanshonen/
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