「マイブーム」「ゆるキャラ」の生みの親、みうらじゅん。
いとうせいこうと各地の仏像を訪ねるエッセイ「見仏記」は、
私も心を奪われ仏像好きになりました。
みうらじゅんの「最後の講義」を偶然見かけて
先日NHK BSで偶然見かけたとき、目が釘付けになりました。
大学生に対する「最後の講義」を、
彼はなんと真っ赤なちゃんちゃんこを着ておこなっていたからです。
NHKで講義というと、マイケル・サンデル教授の「白熱教室」を思い出します。
ただし、じゅん先生の講義はサンデル教授の「正義」の話ではなく、
私がチャンネルを合わせたときは「第2期 オイルショック」の話をしていました。
第2期オイルショック???
還暦にもなるとトイレが近くなります。
じゅん先生は、相手の話を聴いている時でさえどうしてもオシッコに行きたくて行きたくて仕方がなくなるそうです。
それを「老いるショック」と呼んでいます。
受講していた大学生にも大受けです。
私もよーくわかります。(お時間があればこの話も↓)
じゅん先生、ちゃんちゃんこを着せられ、
最後の講義にふさわしい面白い話が続きます。
還暦後構想1年、満を持して語る“幸せのあり方”がテーマでした。
「人間は死ぬんだって」「仏道」そして「走馬灯」。
爆笑の中に驚きと感動がありました。
(それはまたの機会に述べるとして)
その中で私が一番印象深かったのは「自分なくし」でした。
「自分なくし」ってどういうこと?
よく覚えていないので、表現はTVとは多少異なっているかもしれませんが・・・
「自分なくし」とは「あきらめることで、バッテンをつけていく作業」のことのようです。
「自分があると自己主張がはじまり面倒くさいですよね。何かを見せるときも、自分の意見を加えると、人は途端に見なくなるでしょ。
私が何かやるときの主語は私ではなく『仏像が』とか『海女が』であって、そういったときにでも『こんなものがあるよ。しかもこんなにたくさん』って見せて、相手に感想をゆだねると人は関心を持つと思います。
自分の色をなくしたほうが、見るほうからしたら入りやすいから。」
この本も参考にしました↓
自分無くしを持論に「ひとり電通」の営業・企画・プレゼンを重ねた結果、
それが「マイブーム」や「ゆるキャラ」など
流行語大賞に選ばれるほどのヒットにつながったというのも合点がいきます。
別の人格をもって振る舞うこと
「私はひらがなのみうらじゅんと名乗ることで別の人格をもって振る舞っているんです。
じゃないと、こんな恥ずかしいちゃんちゃんこなんか着てませんよ(笑)。
自分になり代わって、自分じゃなくても理想の自分を盛ればいい。」
私の腹にずっしりと落ちた言葉でした。
ブログをはじめて43日。
休みなしで続けたわけではありませんが、継続していくのもなかなか大変です。
仕事では日々それなりのストレスをかかえながら過ごしています。
そんなときに、日常とは無縁で伸び伸びと自由に振る舞いたいと思ったのが、
このブログ立ち上げの理由のひとつです。
ですから、このブログは私にとって「伸び伸び」の境地にしたいと思っています。
「定年隠居術」のテーマは「自由気ままに無責任に生きていく」です。
リアルな自分がいて、
一方この「アラカン少年」は、時としてじゅん先生が言うように
理想を盛ったキャラクターでありたいと思っています。
ではまた!
いつも読んでいただきありがとうございます。
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2022年還暦時に「定年リタイア宣言済み」現メーカー勤め人。
アラカンなれど少年マインドで、豊かな人生を楽しむ方法を探求中。
自称「定年後の居場所アドバイザー」
アラカン少年こと嵐山還三郎
妻と娘の3人暮らし@神奈川
仏像フィギュアコレクター
www.instagram.com/arakanshonen/
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